(はあ、疲れた) (……退屈だな) ブーン…… (ん、メッセージ?) from: まゆか おつかれさまです、体壊してませんか?おいしいものたくさん食べて乗り切ってくださいね! (……まるで母親のようなメッセージだな) ブーン…… from: まゆか p.s. 先輩がいなく…
(……先輩は出張中か) (……) to: 先輩 そっちはどうですか? …… from: 先輩 バタバタしてる ていうか仕事しなさい (怒られちゃった) (……ん?またメール) from: 先輩 おみやげなにがいい? (……ふふっ)
「ふう、やっぱここのコーヒーは美味いねぇ」 「ですね」 「……君それロイヤルミルクティじゃん」 「ふふ、そうでした」 「はは」
「……はぁ」 「どうしたんですか、ため息なんかついて」
「おい、そろそろ行くぞ」 「んあ、もうそんな時間か」 営業の棚田さんの声に、先輩が間抜けな声をあげた。 そういえば、会社のグループウェアに、客先ミーティングって書いてたっけ。
「先輩って、なんかすごい長い経歴みたいですよね」 「ん、どゆこと?」 「なんていうか、要領得ているというか。仕事のことすごい詳しいし、わたしより2、3年違うだけとは思えないなー、って」 「ああ、だって、経歴だけで言ったらプラス4年はあるから」 「…
「おはようございます」 「ん、おはよう。久しぶり」 「はい、おやすみいただいちゃって、すみませんでした」 「何言ってんの、ちゃんとした計画休暇なんだから、何もあらたまることないって」 「はい。……ふふ」
(……あ、そうだ、みずきちゃんに温泉のこと聞いておかなきゃ) from: まゆか ねえねえみずきちゃん、この夏何か予定ある? 先輩と、温泉でも行けたらいいね、なんて話してるんだけど、みずきちゃんとゆかりちゃんはどうかな、って思って。
「わあ、小さい神社ですね」 「小さいけれど、ちゃんと神様は祀られてますから」 「それじゃ、さっそくお参りしましょう」 「そだねー、早くしないとお昼休み終わっちゃうしね」 「はいっ」
「今年後半の抱負ねぇ」 「私はどうしようかな」
「6月終わっちゃいますね」 「そだねぇ」 「今年ももう半分終わりかぁ」 「そだねぇ」 「今年の抱負、達成できそうですか?」 「……え?」
「ん……」 「どうしました?」 「総務から夏休みの案内来てる」 「メール?……あ、本当だ」 「夏休みなー……やっぱり実家帰るの?」 「まだ決めてませんけど、予定なかったらそうかなぁ」 「おいらはどうすっかねぇ……」 「旅行とかどうですか?」 「うーん、ど…
「あら、まゆかちゃん、メガネどうしたの?」 「……?」 「今日はコンタクト?」
「お、iPad」 「はい、最近ようやく使いこなせるようになりました」
「……ねえ」 「何?」
「最近ボーダーの服多いよね」 「ふふ、ですね」
「どうだった?」 「うん、なんとか平均点は取れそう」
「まゆかまゆか」 「うん、どうしたの?」 「高校どこにするか決めた?」
「ふー、もうアイスの季節だねえ」 「そうですね、おいしい」
♪〜 from: 先輩 今何してますか。 (ん、先輩だ)
「日曜日、何か予定ある?」 「え、ありませんけど、なんですか?」 「いや、駅でこんなイベントのチラシ見つけたんだけど、どうかな、って」 ……。
「おはよう」 「あ、棚田さん、おはようございます」 「あれ、あいつまだ来てないの?」 「あ、先輩はもうそろそろ……」
「おはようございます」 「おはよ」 「今日は冷えますねー」 「そうだねぇ」 「……薄手のコートですね」 「……そうですね」 「冬物、もうしまっちゃったんですか?」 「もうクリーニング出しちゃって……」 「……」 「……」 「マフラー、使いますか?」 「あ……いや…
ザァァ…… 「……」 「ん、お疲れ。なにしてんの?」 「あ、お疲れ様です。傘忘れちゃって……」 「あらあら。ご愁傷様だねぇ」
「おはよ」 「あっ、おはようございます」 「もう春の装いか」 @noboru 久々やね pic.twitter.com/8Nf0AU4TFl— sumimaro (@sumi_maro) 2015, 3月 16 「はい、今日はちょっと暖かいから」
「あっ、ペンギンコーナー!」 「うん、だねえ」
「水族館とか久方ぶりにきたな」 「そうなんですか?」 「うん、来る機会ないからねえ」 「そうですか。わたしは時々お友達ときてますよ」 「そなの?意外な趣味。魚好きなの?」 「魚も好きですけど……あっ」 「うん?」
「……グスッ」 「え、どうしたの?なんかあった?」 「あ、いえ、この本読んでたら、感極まってというか……」 「ふむ?そんなに面白いの?」 「はい、読みますか?」 「ぜひ、読み終わったら貸してください」 「はい、いいですよ」
「ごちそうさま」 「毎度ー。バレンタインのチョコはちゃんともらえたかい?」 「しつこいぞおっさん……」 「はっは、こう見えても心配してんだよ。いっつもさみしいバレンタインじゃんか」 「ぐぬぬ」 「どう?ちゃんと渡せたかい?」 「あ、は、はいっ」 「…
「そう、でそのドラマってのが1回1回でちゃんと完結で見やすくてさ」 「へぇ、今度私も見てみようかな」 「うん、真面目で堅苦しそうだけど、見てると結構はまるよー」 「仲いいねぇ相変わらず」 「あ、マスターさん」