「ここですか?」
「うん、休みの日とかに本読みに来るんだけどね」
「へぇー」
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「なに頼むんですか?」
「んっと、ぼくはいつものカプチーノかな……」
「うふふ、ふわふわのもこもこ、ですね」
「んー、うん」
「じゃあ、わたしもカプチーノにします。わたしの、ふわふわのもこもこ」
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「あっ、おいしい」
「でしょ?ここ、豆がいいのかな」
「そうなんですか?」
「……ごめん、適当」
「もうー、信じちゃったじゃないですか」
「はは、ごめんごめん……あっ」
と、ぼくは上唇をちょんちょんと指先でおさえてみせる。
「おひげが生えてますよー」
「あっ、やだっ、ふわふわのもこもこだから……」
@noboru pic.twitter.com/TxY24dp66L
— sumimaro (@sumi_maro) 2014, 11月 22