プルルル……
プルルルル……
『もしもしー?』
「あの……わたしです」
『うん、知ってるー、どしたー、なんかあったー?』
「いや、もう今帰り道なんですけど……体調、どうですか?」
『あー、寝て汗書いたから、熱は少し下がったよ、この調子だと明日には出られそう。ごめんねー、迷惑掛けて』
「いえ、ならいいんですけど……あの、ごはん、ちゃんと食べました?」
『んー?大丈夫、心配しなくていいよー』
「……もしかして、食べてないんですか?」
『あー……。いや、一日くらい食べなくても平気、平気。ちゃんと薬とスポーツドリンク摂ってるから大丈……ゲッホゲッホ!』
「でも……。やっぱり、私、何か作りに……」
『ゲホ……んんっ。んー、いいから、いいから、どうせうちの場所知らないでしょ?』
「前に年賀状書くとき、住所教えてもらいました」
『あー、そうだっけ……あーほら、でも、今散らかってるし」
「あ、じゃあわたし片付けとか……」
『いやー、いい、いいから。いま散らかっててすっげーきたないし。うん。ごめんね、気を使わせちゃって。ありがとうね』
「いや、わたしは……」
『まあ、明日には顔出せるようにするから、ごめんねー、それじゃあ、ちょっと切るね。じゃあ』
「あ、はい……」
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— sumimaro (@sumi_maro) 2014, 11月 25