petit amour

まゆかのこと。

先輩の朝

「おはようございます」

「おはよ……それなに?」

「それって、なんですか?」

「コスプレ?」

「はい?なんのことですか?」

「それ、そのロップイヤーの耳みたいなやつ……」

「……ああっ、いけない、ずっと隠さないといけなかったのに」

「……へー」

「ああ、見られてしまった……。もう、私は行かなくてはなりません」

「……へ?」

「短い間でしたが、一緒にすごせて嬉しかったです。ありがとうございました」

「……わわわなんか透明になってきてるけどえっなにこれ?」

「ほんとうに、うれしかったです、さようなら……」

「ちょっ、まっ、い、行かないでっ、て急に穴がっ!?うわあああああああああああ」

「うわああああああああああああ!!」

ピピピピ、ピピピピ、ピピピピ……。

「あ……」

(あー……)

(……)

(……いま自分叫び声あげてなかったかね)

(まあいいや、眠いなぁ……)

(……)

(うさ耳姿、可愛かったなぁ……)

(……)

(いかんいかん、準備しよ)