petit amour

まゆかのこと。

急展開(christmas episode 3)

「……」

「……」

「あのさ」

「すっ、すみません!!」

「ど、どうしたの……」

「あ、いえ、なんでもないです……」

「あのー……その服装」

「あうぅ……変ですよね……」

「あ、いや、その、かわいいなぁって」

「えっ!?」

 「いや、コスプレするキャラじゃないと思ってたからビックリしたけど、似合うもんだねぇ」

「そ、そうですか?」

「うん、あ、せっかくだし写真撮ろう」

「だだだだめです!!!!やめてください恥ずかしくて死んじゃいます!!!!!」

「お、おう……ごめん」

「あっ、すみません……」

「今日朝から入ってるの?」

「はい、一応閉店までおてつだいするつもりです」

「そっか、やさしいね」

「そうですか?」

「だって、断らないところが、らしいっていうかさー」

「迷ったんですけれど、今日予定なかったし、明日は普通にお仕事だし……」

「あー……そんな話したっけねぇ……」

「……」

「……んー、えーと」

「はい?」

「今日何時までお手伝いすんの?」

「えーと……19時くらいだと思います……。売り切れたらもう少し早いかも……」

「わかった、じゃあ終わったらメシ行こう」

「えっ?」

「ぼく近くのカフェで本読んどくから、終わったらメールくれる?」

「えっ……えっ!?」

「んー、イヤならいいよ?」

「いいいい行きますっ!!」

「お、おう……落ち着いて」

「すみません……」

「まあ、時期が時期なんで、ろくな店空いてないかもだけどね……」

「いえ、すごくうれしいです」

「そう、じゃあまあ、終わるころにまたくるけど、できればメールとかちょうだいね」

「はいっ」

ギイィ……。

「まゆかちゃーん、ごめーん、そろそろ通勤の人増えてきたから、戻ってくれるとうれしいー」

「あ、うん」

「あー、すみません、ケーキとコーヒー、ごちそうさまでした」

「あー、いえいえ、お口にあったみたいでよかったです」

「ええ、またぜひきます。……それじゃ、またあとでね」

「あっ、はい……ありがとうございます……」

「んー……?」