petit amour

まゆかのこと。

soupを囲む

「たまにはお外でお昼もいいですね」

「そだねぇ、コンビニの弁当ばっかりじゃ持たんよねぇ」

「ですねー……ってもう、ちゃんとご飯食べてくださいってば!」

「また始まった……」

「何か言いましたか!?」

「なんでもありませーん」

f:id:Borom:20140806142125j:plain


 「ん、何頼んだの?」

「わたしはスープランチです」

「そう。……ぼくのカレーのが遅いのが納得いかん」

「まあまあ……」

「あー、でも外食は今年最後かねぇ」

「ですね。明日と明後日は私おべんとです」

「今年一年お世話になりました」

「お世話になりました」

「明日もいうだろうけどね」

「ですね」

「……あ、スープ冷める前に食べなよ」

「あ、すみません……いただきます」

……。

「どうですかお味は」

「やさしい味で、おいしいです」

「そりゃよかった」

「うふふ」

「んー?」

「いえ、この間もそうですけど、やっぱり、いっしょに食事するの、楽しいな、って」

「んー……まあ、そうねぇ。誰かと一緒だと食卓がにぎやかになるっていうかね」

「うーん、誰かっていうか、誰でもいいわけじゃなくて……」

「ん?」

「んー、なんでもないです」

「んー……?」

「なんでもないですってば」

「そう。……カレーまだかなぁ」