petit amour

まゆかのこと。

年末の予定2

「今年一年、お世話になりました」

「こちらこそ、お世話になりました」

「実家にはいつ戻るの?」

「30日の夜行バスで戻ります」

「夜行バス?また元気だねえ」

「電車だと乗り継ぎとかが大変なんです」

「ふーん、そんなもんなのかねえ」

「そうですよー。バスが着いてからも1時間くらい電車で、そのあとお父さんの車で……」

「ち、ちょっとまって、そんなど田舎なの?」

「あ、もしかしてバカにしてますか?」

「い、いや、なんというか……」

「こっちに出てくるまではずっと自然の中で過ごしてたんですよー」

「へえ……知らなんだ」

「すごくいいところなんですよ。緑も多くて、水もきれいで」

「へえ、いつか案内してもらいたいもんだねえ」

「は、はい、ぜひ!」

「そかそか、帰るのか」

「何かあるんですか?」

「いや、カフェ納めでも一緒にしようかと思ってたのだけど、帰る準備とかいそがしいよね」

「あ、それ行きたいです!行きます!」

「ふむ、いつならいけそう?」

「いつがいいかな……あ、じゃあ30日でもいいですか?」

「え、その日帰るんでしょ?」

「だから、それまでの間、です。どうせバスは夜ですから」

「ふむ、わかった。じゃあまた連絡するわー」

「はいっ!」