petit amour

まゆかのこと。

占い

「占いって行ったことある?」

「ありますよ、どうしてですか?」

「あるんだ……やっぱ女の子ってそういうの好きなのか」

「え、信じない子もいますよ?」

「でも当たると思って行くんでしょ?」

「うーん、それはそうなんですけど、なんかゲーム感覚に近いかも……」

「ほー、なんか面白い意見。聞かせて」

「ほら、占いって、だいたいは『それっぽいこと』を言って、相手に当たったって信じ込ませるものじゃないですか」

「うん」

「だから、占い師さんの言ってることが自分に当てはまったらすごいって思うし、そうじゃなかったらそのまま聞き流しちゃうんです」

「うん」

「えと……その……で、悩み事とかを占ってもらうときって、きっと自分の中である程度こうしたい、ってのがあって、それを相談すると思うんです、意識してるしてないは別にして」

「うん」

「で、えと……そう、その悩み事をどうすればいいかってことを言われた時に、自分の意識していないけれど思い描いている意見と一致したとき、当たった!って感じて、楽しくなるんだと思うんです」

「あのさ」

「はい」

「当たるって信じていってるんじゃなかったっけ」

「あ、えと……それは、そうなんですけど……」

「今朝のテレビの星座占いなんだった?」

「え……あっ、昨日は1位でした!」

「今朝は?」

「……たしか、4位か5位くらい」

「ラッキーアイテムは?」

「……覚えてません」

「そんなもんなのか……」

「私がこんななだけだと思います……」