petit amour

まゆかのこと。

抱負

「今年後半の抱負ねぇ」

「私はどうしようかな」

「転職にでもするかなぁ」

「えっ、辞めちゃうん……ですか?」

「えっ、いや、適当に言っただけ」

「そうですか……」

「この時期に考えることないから難しいね」

「そうですね」

「彼女作るとか……」

「えっ」

「冗談ですって」

「もう」

「まあ出来たら出来たで……」

「んー……」

「どしたの」

「……なんでもないです」

「そう……あっ」

「決まりました?」

「うん、ちょっとやりたいことあるから、それに本腰いれようかな、って」

「へえ、なんですか?」

「内緒」

「えー」

「そっちは?」

「恋人作ろうかな」

「えっ」

「ふふ、冗談です。さっきのお返しです」

「あ、そ」

「まあ、半分冗談で、半分は……と、それはいいとして」

「うん?」

「お仕事をもっとがんばる、かな」

「ふうん、真面目だねぇ」

「そうですか?」

「まあ、いいんじゃない。君らしい」

「ふふ、ありがとうございます。じゃあ、初詣にもいかないとですね」

「は、初詣?もう7月なのに?」

「だからですよ、今年後半の抱負を神様に報告するんです」

「お、おう……」

「じゃあ、明日の帰り、空けといてくださいね!」

「いいけど、なんか元気だねぇ……」